民家を建てる場合には、建築の節目ごとに祭事が行われます。
地鎮祭は、地祭りとか地祓いとも呼ばれているもので、民家を建てる前の敷地を清めて、建築の無事を祈る儀式です。
地鎮祭は、民家を建てる敷地に笹のついた竹を1-2間(約1.8-3.6m)四方の四隅に1本づつ立てる。その竹を結んで注連縄(しめなわ)を張り、注連縄からは幣束を垂らす。これによって神域を明確にし、邪霊を防ぐことができるとされてきました。
注連縄で囲まれた中央には、土を盛り、祭壇を設ける。祭壇には洗米、塩、御神酒のほか、尾頭付きの魚や野菜などの海の幸と山の幸を供物としてあげます。
地鎮祭の参加者は、神主、施主、親戚、設計者、工務店など。
まず神主が祝詞をあげて御祓いをする。
そして祭壇の前の土盛に鍬を入れる。
(九州地方で多いのは、施主が土盛に挿したススキに鎌を入れ、設計者が土盛に鍬を入れ、施工者が土盛の中央に杭を打つ。ともに、えい!えい!えい!の掛け声をかけ、杭を支持する者が、おう!おう!おう!と応える。)
地鎮祭は午前中に行われる。
舞さんの誕生日に、佐世保市の港の向こうの高台で、また新しい住まいづくりが始まりました。