フナムシ
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写真をみてゾワッとする人がいたらご容赦。

親父の家の横を流れる宮の川はすぐ浜に流れ込んでいた。

今は浜が埋め立てられて、岸辺は遠くなってしまったが、

かつての浜には、夜船を出して灯りを照らすと、水底の砂の上を

無数のうなぎが這うように泳いでいた。

宮の川の岸も乱積みの石垣で、石の間に仕掛けをすれば鰻が釣れた。

川岸も間知ブロックになって、平板になってしまったが、

今でも小さな流れには潮が満ちると、河豚や鯔の子がのぼってくる。

かつて岸壁で無数に見かけていたフナムシが、

間知ブロックの上を少しだけ這っていた。
by yoshiaki_works | 2013-08-24 09:44 | 徒然


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