庭人 山口陽介
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もみじが丘のアトリエの現場会議のあとに、有限会社西海園芸の山口さんに、
ハウステンボスで開催中のガーデニングショーの作品を案内してもらった.

山口さんは彼が山寺と称する庵の畳に座して、庭づくりの想いを語ってくれた.

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作庭の時の視点の位置と視線の動き.

庭に入って、
木立の中を、
足下を見ながら歩みを進め、
水を渡って軒をくぐり、
濡れ縁に上がって、タタミに座り、
雪見障子を閉じる.

渡ってきた水の流れは見えず、
落し口とせせらぎの水音が立体的に響く.

黒い塀に閉じられた杉木立の中に、
朝日と夕陽の射す位置が計画されている.

自然の森の植生のように、
日陰と日向のその場所にそれぞれの樹と花が植えられている.

こころしずかな時間のあとに、庭をあとにする.
出口の一房のすすきが外にある日常を示している.

ー草木も人も「イノチ」がある。
 草木に感謝して接していれば、草木が教えてくれる。
 みんな、場所と草木に活かされている。ー

山口さんの名刺のことばがやさしかった。
by yoshiaki_works | 2013-11-02 16:03 | 建築 | Comments(0)


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