津屋崎 築40年の医院リニューアル
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1年ほど前にメールでのお問い合わせから始まった津屋崎の内科医院の改修プロジェクト。

平面形1:3のプロポーションを持つ美しいRC平屋寄棟屋根の建築は、

医師のお父様が40年前に建てた診療所併用住宅。

設計はお母様が勤務していたT工務店九州支店設計部の手になるということで、

軒が四方に2mのスラブキャンティレバーで持ち出されていました。

お母様が設計部に勤務していたのは岩本博之さんが九州支店の設計部長だった頃で、

懐かしそうに当時のことを話してくれました。

岩本さんが有田焼のタイルで統一した作品を次々と創り出していた頃のことです。
(天神ビル、旧九電本社、旧電通九州など)
(当時公開設計競技で獲得した東京国立劇場を今年見に行ってきたそうです。)



躯体を補修し、シンプルな外観を引き立てるように外構計画を見直して、

高齢な患者さんにもやさしいアプローチができました。

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内観もRC躯体の魅力を引き出すように、寄棟屋根の形状をそのまま現しにして、

家具を間仕切りにしました。

患者さんが皆、建物を新しく建て直したと思ったというほど印象は変わったようです。

古き良き建築との楽しい出会いに感謝します。

そして、リニューアルの豊かな可能性に気づかされます。

外観写真はブリッツスタジオの石井紀久さん撮影です。
by yoshiaki_works | 2015-07-06 17:47 | 建築 | Comments(0)


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