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決断力
 棋士は指し手で自分を表現する.
音楽家が音を通じ、画家が線や色彩によって自己を表現するのと同じだ.
小説家が文章を書くのにも似ている.
二十枚の駒を自分の手足のように使い、自分のイメージする理想の将棋を創り上げていく。
ただ将棋は二人で指すものなので、相手との駆け引きの中で自分を表現していく.
その意味では、相手は敵であるのと同時に作品の共同制作者であり、自分の個性を引き出してくれる人ともいえる.

 未知の局面は偶然に現れるものではない.
自分と相手が一手一手を決断していく過程で現れたものだ.
自分のアイデアは案外決まっているので、対戦の中で、相手にいろいろ引き出してもらうことも多い.
対局中に、「次のアイデア」が浮かぶこともある.
「次はこうやろう」というアイデアがどんどんストックされていくのだ.

 相手との指し手の中で、知らなかった局面が現れる、発見ができる.そういうことは意義のあることだと思っている.
私は公式戦で矢倉戦は何百回と指しているから、どんな局面になっても対応できるだろう.しかし、見たこともない戦型になり、そこで指し手を決断するときには失敗も多いし、結果として間違っていることも多い.

 慣れていない、感覚でとらえられない局面には、たとえ失敗があったとしても、挑戦の楽しみがある.
その中で様々な発見をし、充実感が持てる.将棋に限らず、何事でも発見が続くことが、楽しさ、面白さ、幸せを継続させてくれると思っている.

「決断力」 羽生善治
by yoshiaki_works | 2009-07-27 10:30 | | Comments(0)
農業
通信会社とITベンチャーと印刷会社に勤務する若い友人たちが訪ねてきた.
農業に興味があるという.
「泊まりの農家」の建て主さんを紹介して、ブルーベリーガーデンで農業について話をうかがった.
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前原でも後継者がいなくて離農するケースが多いという.
「泊まりの農家」さんの長男は都会で建設会社に勤めている.
代々の農家を継いでくれることを強制したくはないが、戻ってくれると嬉しいと話してくれた.

地産地消のこと、食育のこと、農業体験を通じた子どもたちの教育のこと・・・
種ごとに味の違うブルーベリーの実を摘んでくれながら、たくさんの話をしてくれた.

一番印象に残ったのは、
「植物と私たち人間はね、おんなじなんですよ.人間にある機能は全部植物にもあって、農業をやってて、一番教えられたのは作物と人間がおんなじだって気づいたことですよ.」
という一言でした.

まだ正確に理解できない深い意味が、言葉に込められているような気がしました.
by yoshiaki_works | 2009-07-21 16:44 | 徒然 | Comments(0)
ポール
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大阪の弟がにぎやかなアメリカ人を連れてやってきた。
ふたりででかいリュックを背負い、釣竿と、bd-1を持って・・・

須崎問屋街の「博多一梅」で、村長は日本酒、弟はビール、ポールはオレンジジュース。
夜行フェリーで朝まで星空を楽しみたいから、ポールはアルコールを飲まないんだと。

14年大阪に暮らすくせに、日本語をしゃべらない。
自称83歳、推測63歳。肉食はダメ。
女子高で英語を教えている。
彼の授業中、女生徒は半分以上寝てるそうだ。
「They are difficult!」を連発する。
「一梅」の美人ママには大いにサービス精神を発揮している。

特大リュックの中身はみんなおもちゃとゲーム。
英会話の教材のようだ。
ひとしきり一緒に遊んだ。

大阪は汚いし、星が見えないから嫌いだって。
大阪では土日も働いて、1年のうち4ヵ月半は海外を旅行しているらしい。
「インド、チベット、タイあたりが好き。
 彼らは日本やアメリカと違って、何にも持ってない。
 でも日が暮れてから寝るまでずっと、家族で笑いが絶えないんだよ!
 すごい、幸せそうなんだよ!星がいっぱい見えるんだよ!」

「オーストラリアも海岸沿いのシドニーやケアンズはダメ。
 まんなかへんの赤い岩がある辺りがいいよ。
 アポリジニはすてきな人たちだよ!」

ゆっくりした英語でずっと陽気にしゃべり続けたポール。
自分の周囲6mくらいを、笑顔と笑い声で明るく照らしながら、
鼻歌を歌って、離島行きのフェリーに乗っていった。
by yoshiaki_works | 2009-07-21 16:42 | | Comments(0)
プロポ
福岡市香椎保育所、香椎公民館、室見公民館の設計プロポーザルの結果が発表され、2次選考に残った各社のプロポーザル案を閲覧してきました。

室見公民館は環・設計工房の鮎川透さん、
香椎公民館は醇建築まちづくり研究所の牧 敦司さん、
香椎保育所はNKS architectsの末廣香織さんが設計者に選ばれました。

3社の提案はそれぞれにプレゼンテーションも見事で、デザインとコメントに頷かされ、選考結果に納得しました。

よい設計プロポーザルでした。

ワークスの案は決してそれらに引けをとるものではありませんが、プロポーザルの作成要領について、多くを学ぶことが出来ました。

ここのところ、熊本県宇城町豊野小学校、香椎保育所とプロポーザルコンペに連敗していますが、次の機会には「あるとおもいます!」。

子どもに関する何らかの設計にかかわるのが今の目標です。

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by yoshiaki_works | 2009-07-16 17:15 | 建築 | Comments(0)
また長崎
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夏の挨拶まわりに、「泊の農家」のブルーベリーを担いで再び長崎まで。
昼は「吉宗(よっそう)」の茶碗蒸しと蒸し寿司にしましょう。

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やっぱり、ここの茶碗蒸しは絶品です。

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訪ねた仲人さんの家は眼鏡橋の袂。
そこには由緒正しそうなカステラ屋が。

「ここは昔からあるの?」

「いえ、平成元年からですが、オケンジョウノシナをつくってます。」

「えっ!保健所!?」

「御献上です。宮家に差し上げるものです。」

皇室好きの家内と黄身5対白身3のモチッとしたカステラを試食をして

少しだけ買って帰ることにしました。

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表の木陰ではオバちゃんが昔なつかしい長崎アイスを売っていました。
by yoshiaki_works | 2009-07-13 10:08 | | Comments(0)
ヒーローの船のBBQ
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福岡市西の丘に建つ「ヒーローの船」 竣工後6ヶ月点検。
終了後は、建て主さんご夫妻にバーベキューをご馳走になりました。

伊都菜彩で仕入れた新鮮な野菜とサザエ、烏賊、貝などの魚介類。

奥様が味付けしたカレー味の鶏肉などを、

ご主人が額の汗をぬぐいながら、炭で焼き上げてくれました。

本当においしかったです。

ごちそうさまでした。

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「ヒーローの船」の外構植栽もかわいい野菜畑も青々としていました。

南一面の土間が庭を介して道路に面していて、その向かいは公民館。

親達の目の届く安全な空間で子ども達も安心して遊んでいます。
by yoshiaki_works | 2009-07-05 13:55 | | Comments(0)