<   2009年 10月 ( 12 )   > この月の画像一覧
どんぐりの家 (住み継ぐ)
「どんぐりの家2009」は、本当に必要なものだけでつくる、住み継ぐ家.
建て主と設計者と職人たちが、ともに力を合わせてつくる家です.
建て主ご家族の心地よい住まいづくりを実現し、家をつくった世代と、その子どもたちの世代にも、さらに愛される家づくりを考えています.

現在の日本の住居の平均寿命が30年に満たないといわれています.
日本が焦土になった戦後の住宅事情と、高度成長経済によるめまぐるしい環境変化が、住まいづくりに影を落としているのです.
わたしたちは、和を重んじ、生活の中の美意識を磨いてきた、我が国のよき部分を思いながら、わたしたちの家づくりを考えていきます.

二百年住宅:掛声だけの意味不明な政策よりも、少なくとも次の世代につなげる家がいい.
長期優良住宅:劣悪ではない程度の住宅.どうしたら永く快適に使えるのか考えたい.
デザイナーズハウス:ブティックで売ってるようなヤツ.建築家が商品化されています.
健康住宅:建材の見本市のような住宅.普通の材料と工法で健康な家はつくれます.
Eco住宅:屋根には草が生えたり、太陽光発電パネル、エコ・・、エコ・・
(関係ないけど、プリウスは大嫌いだ.エンジンとガソリンタンクとモーターとでかいバッテリーを積んで、細いタイヤに腰高で、オシャベリな車なんかいらない.) 

たくさんの商品と情報が溢れる中で、わたしたちにとって本当に必要なものだけで、住宅をつくっていきたい.

時間をかけたコミュニケーションの中から本当に必要なものが見えてくる.
建て主の住まいに対する夢や、デザインのアイデアから可能性がひろがる.
現時点だけでなく、10年先や20年先を考えるだけで、住まいに対する要望がかわる.

b0157497_17413557.jpg


杉や檜は50年から60年で、住宅の構造材として利用できるほどに育ちます.
2世代が住み継げる木造の家づくりのサイクルは、ちょうど森の木が更新するサイクル.
その間、周辺環境も含めて、充分に居心地のよい住まいでなければなりません.

そのために、「どんぐりの家」は日本の独特の風土の中で、経年変化に耐える姿をしていなければなりません.
多雨の気候に対して屋根、湿気に対して通気と通風、地震と台風に対して適正な構造が必要です.

さらに、変化する要望に応えられる単純な構成になっていることが重要になります.
単純な構成の家は、構造がしっかりしていること、保守がしやすいこと、設備の更新が容易なことにつながります.

                                   続く
by yoshiaki_works | 2009-10-27 17:31 | 建築 | Comments(0)
どんぐり
b0157497_182742.jpg

どんぐりの家2009

全ての開口部に使用するガラスは高断熱ガラス.
単板ガラスとペアガラスと高断熱ペアガラスの性能実験を、
解説する藤匠住宅の藤松さん.

フーテンの寅さんのような名調子でした.
by yoshiaki_works | 2009-10-26 18:02 | 建築 | Comments(1)
b0157497_10102295.jpg


ようやく母の胎内から産道を通って出てきて、外気に触れて、「オギャア」という.

・・・西洋では、この「触」のときを零歳として満年齢で数える.だが、東洋では、受精した瞬間の「識」のときを零歳とする.

そして、たった6ミリグラムの受精卵は、10ヶ月後には体重は約3000グラム、なんと五百万倍になり、身長は二千三百倍にもなるのである.

それが、生まれてから成人までの二十年間では、体重はたった二十倍にしかならないのだ.
赤ちゃんは、この十ヶ月の間に、原始動物から人類までを発生順にたどってくるのである.
だから、胎内での赤ちゃんの一日は、外界の何万年にも相当するのである.

「空海!感動の人生学」 大栗道榮


けものみちさん、赤ちゃんのお誕生、おめでとうございます.
by yoshiaki_works | 2009-10-25 10:30 | | Comments(1)
留守居
b0157497_1420522.jpg

今週は、スタッフ全員東京に集合して研修です.

まず今日は支店長会議.
どんぐりプロジェクトのPR.
Doctdor Design Laboの今後の方向性.
「こどもの」の今年の反省点と来年へ向けてのビジョン.
予算あわせに苦労している実施設計中の住宅の精査.
構造計算を必要とする木造住宅の基本計画.

先月引き渡しを終えた、原宿の3世帯住居と北千住のグリーンティーカフェの見学.

それから、「バラガン展」・・・

残念ながら、村長は一人福岡にて留守番・・・

夕方は、ふくおかNPOセンターが企画運営する
「恊働力向上セミナー」をのぞいてみます.
by yoshiaki_works | 2009-10-20 14:21 | 徒然 | Comments(0)
佐世保上町
b0157497_9415535.jpg

久しぶりの佐世保に、懐かしくて、少し寄り道しました.

平成5年に竣工した「藤瀬歯科医院」
2階がご両親の、3階が医師の住宅です.

大宮町には平成19年に竣工した古川歯科医院があります.
ともに、RC 造のクリニックです.
by yoshiaki_works | 2009-10-19 09:42 | 建築 | Comments(0)
夜間受付と消防車
b0157497_10291948.jpg

新しいクリニックのご相談をいただいて、佐世保まで現地調査に.
以前何度も訪ねたことのある、別の科のクリニックのお隣が計画地でした.

「ウワーッ!すごい!」
いきなり、ゆいさんが声を上げたのは、市役所支所の夜間申請受付ボックスのサービス.
計画地の向かいは市役所の支所と公民館、その横は消防署、そしてその横はJRの駅舎でした.

既存建物の写真を撮影していると、車庫に消防車がゆっくりと帰ってきました.
目の前に赤い消防車がいつもいるのは、安心?
b0157497_1013873.jpg

by yoshiaki_works | 2009-10-17 10:13 | まち | Comments(0)
年月
今週は、以前ワークスが設計監理をした医院を、どんぐりプロジェクトの案内を片手に、挨拶回りをさせていただきました.
去年竣工した建物から、20年前に竣工した建物まで・・・

福富の松尾先生は、今年の5月に屋根の防水を全面的にやりかえ、同時に外壁や鉄部の塗装もし直しておられました.
「もう、20年になりますよ.もっと早く手を入れなきゃだったんですけどね・・・
娘たちは寮生活で、住宅は夫婦二人になりました.
医院と家をつくった頃が懐かしいですね.」
久しぶりに松尾先生の笑顔に逢うことができました.

久保田のそえじま先生は、満面の笑顔と髭で迎えてくれました.
「いやーっ、久しぶりですね.きれいに建物を使わせてもらってますよ.」
待合室のはめ殺しの窓から、14年前と同じ、稲刈りを終えたばかりの水田が広がっていました.

高木瀬の山田先生は、昼休み、花の剪定をしていました.
医院竣工後、2度の改修と増築と、住宅の設計もさせていただきました.
「こないだ、古湯温泉で、赤い座布団の上で、チャンチャンコと頭巾を冠らされたよ.
もうしばらくしたら、息子も戻ってくるから、また、なんか新しいことするかな.今年CTも入れたしね.医院は自分にとってはまだ新品のつもりだけど、20年経つとずいぶん傷んできたね.また、つくり直すかいな.」
あいかわらず、パワフルな山田先生の眼はキラキラしていました.

神園のすみ先生は、大川家具でご自身コーディネートした院長室に案内してくれました.
「前もって言ってくれれば、きれいにしとくのに・・・しっかり、設計意図を壊さんように大事に使ってますよ.長持ちするデザインてあるね.照明と音響は少し手を入れたいんだけどね」
間仕切り壁がなく、置き家具で構成されたインテリアは、抜群のセンスでディスプレイされていました.すみ先生の自宅はその後、現場を担当した尾方孝弘さんが設計してくれたそうです.

東瀬振の塚本先生は、カウンセリングコーナーで患者さんに丁寧に説明していました.
「ウーーン、もう狭くなったよ.外部の塗装もやらんといかんし、増築もしたいし・・・
ちょっと待っとってね.相談するけん.どんぐりの家の写真はないとね、写真をおけば、みんなきてくれるよ.」

皆さん、こころよく「どんぐり」の案内を待合室に置いてくれました.

そして、設計時点とは違う視点で、年月を経た建物を見ることができました.
これからの設計に活かしていきたいと思います.

まだまだたくさん、ごあいさつに回らなければならないところがあります.
これからもどうぞよろしくお願いいたします.
by yoshiaki_works | 2009-10-15 14:52 | 建築 | Comments(0)
自分ひとりで考えるのではない
他人に左右されない頑固な自分の意見の持ち主って、実はあまり考えないひとなんじゃないだろうか.
対抗してちょっと極端なことを言えば、
考えるひとというのは、ひとの意見を聞いて敏感に反応して、
すぐに『なーるほど』とか『あっそうか』と言って、
むしろ自分の意見にはこだわらないんじゃないだろうか.

・・・新しいことばだけが、新しい可能性を開いてくれる.
そして、新しいことばというのも、他人からもたらされるものでしかない.
ぼくらは他人からことばを教わってきたし、いまも他人からことばを教わりつづけている.
他人から教わるのは、まったく新しいことばでもあるだろう.
だけど、もっともありがちなこととして、もう知ってるはずのことばに新しい意味の広がりを与えてくれるような、新しい見方をを教わる、ということでもある.

ぼくらは見えない枠にしばられている.
無数の見えない枠組みがなければ生活できない.・・・
だけど、考えるっていうことは、そうした見えない枠と戦うことでもある.
見えない敵と戦う.それはとても難しい.
それを見えるようにしてくれる力が、人との出会いにある.

自分が常識と思っていたこと、そうして見えない枠として自分をしばっていたこと、それを共有しない人が現れる.
最初、それは非常識なひと、変なひとに思えるかもしれない.
だけど、それが変だと感じることで、はじめて、自分があたりまえだと思っていたことを自覚するようになる.
見えない枠が見えるようになる.

・・・変なものに、変なことに、変なひとに、出会う.
そのときこそ、それを「変だ」と感じる自分自身とはじめて出会える.
そこに、考えるという場が開かれる.

『はじめて考えるときのように』 野矢茂樹

by yoshiaki_works | 2009-10-11 19:07 | | Comments(0)
建築相談コーナー
ときどき電話やメールで建築に関する相談を受ける.

「設計料はいくらですか?」いきなり電話で聞かれることもある.

「住宅設計を建築家に依頼しているが、なんとなく納得できないので、セカンドオピニオンとして意見を聞きたい.」
これは逆の立場の経験もあるので対応に気を使う.
先方を断って、WORKSへの設計依頼を前提なら、「わかりました.いいものをつくりましょう!」と前向きな提案ができる.
しかし、断ることがよいかどうかの判断を含めて、迷っている場合がほとんどだ.
契約関係や、それまでの経緯、人的関係など、周辺情報をヒヤリングして、現在の状況でベストな選択肢を整理して説明する.
「も一度じっくり、今依頼している建築家と話してみてはいかがですか.」
「建て主と建築家の信頼関係が一番大切です」と話すことが多い.


「建設中の住宅がイメージと違う.メーカー担当者にお願いしても話が通じない.」
建て主にとって、可能と不可能、妥当と不当、コスト等わからないことは多い.
施工者との契約上、できることとできないことを整理して、可能な箇所はつくり直しを施工者にお願いしたり、未施工のインテリア家具を別途工事にして、施主イメージに沿うよう軌道修正したりする.

竣工後の建築トラブル相談を多く手がけている友人もいる.訴訟案件も多い.
別の友人は2500万円で請負契約した住宅が完成した後、8000万円の請求を受けて、困っていた.
竣工後にトラブったり諦めたりしないですむように、事前に打つ手があるかもしれない.

設計や施工途中での相談事も可能な限り対応したいと考えています.
(計画当初にわたしたちが建て主様に出会えるのが一番ですが、・・・)
b0157497_13285847.jpg

お気軽にご相談ください.
by yoshiaki_works | 2009-10-09 10:55 | 建築
ぼんちゃん
b0157497_1042250.jpg

大好きな「地酒屋ぼんちゃん」に招いていただいた日本酒の会.限定30名.

おいしい料理をしっかり食べて、吟醸酒飲み放題、お持ち帰りのお酒もいただきました.

広島から一人で駆けつけた公務員さんとも仲良くなって、
お酒好きのおばさまたちとも話がはずみました.

日本酒が好きな方には、ぜひぜひおすすめの春吉の「地酒屋ぼんちゃん」です.
ぼんちゃんの辛子明太子は、どこに持っていっても、とても喜ばれます.
by yoshiaki_works | 2009-10-06 10:04 | 徒然 | Comments(0)