ダウンサイジング
現在佐賀県東背振村で計画中の「瀬尾台の家」は50代の夫婦のためのリニューアル計画です。
10数年前に新築した木造住宅は80坪を超え、4人の子供たちが独立した今、夫婦ふたりでコンパクトに住まう計画が求められています。住宅のダウンサイジング。

建て直す案も検討されましたが、築後10数年の住宅をスクラップにするのは、なんとも忍びなく、改修案で進めることに。
外観は極力変更しませんが、1階で既存が残るのは階段部分だけという全面改修工事になりそうです。


村長と同年代のご主人

「この家は、消費税が値上げする直前、駆け込みでバタバタ間に合わせたんですよ。だから、家内の言い分は何にも聞いてなくて、出来上がってからこの10数年文句言われっぱなしなんですわ。」
「だから、今度は家内の言うことを全部聞いてください。私は何も言いません。」
「やっぱり住宅は女房の言うことを聞かんとだめよね!」

男の権限もダウンサイジング。
住宅設計はかかわる人のコミュニケーションが一番。
奥様の言葉をしっかり聞いて、喜んでもらえる”ビフォーアフター”がんばります。
by yoshiaki_works | 2009-02-24 22:00 | 建築


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