腸が弱い村長のために、毎朝奥さんは林檎を半個すってくれる。
(新婚の頃はヤクルト1本でした。)
残りの半分はガシガシとご自分の立派な歯で食べてしまいます。
村長は剥いた林檎の皮を細かく切ってテラスに撒いておきます。
すぐに飛んでくるのが、このヒヨドリの「モヒカン」。
コイツが曲者で他のヒヨドリを追っ払い、ご飯粒に寄ってくる雀を追い回す。
追い回す様は勇ましく、空から一気にテラスに飛び込んできて、空中で急ブレーキをかけて方向転換する。
窓ガラスや手摺に当たりながら、逃げる雀を追い掛け回して、偉そうに手摺の上で胸を張る。
時々誇らしげに「キエーッ!キエーッ!」と啼く。
あんまり偉そうなので、最近は奥さんの「モヒカン」に対する評判が悪い。
向かいの軒先に暮らす雀たちはうちの身内みたいなものだから、モヒカン君少し控えなさい。
モヒカンのカメラ目線はかわいい。