年月
今週は、以前ワークスが設計監理をした医院を、どんぐりプロジェクトの案内を片手に、挨拶回りをさせていただきました.
去年竣工した建物から、20年前に竣工した建物まで・・・

福富の松尾先生は、今年の5月に屋根の防水を全面的にやりかえ、同時に外壁や鉄部の塗装もし直しておられました.
「もう、20年になりますよ.もっと早く手を入れなきゃだったんですけどね・・・
娘たちは寮生活で、住宅は夫婦二人になりました.
医院と家をつくった頃が懐かしいですね.」
久しぶりに松尾先生の笑顔に逢うことができました.

久保田のそえじま先生は、満面の笑顔と髭で迎えてくれました.
「いやーっ、久しぶりですね.きれいに建物を使わせてもらってますよ.」
待合室のはめ殺しの窓から、14年前と同じ、稲刈りを終えたばかりの水田が広がっていました.

高木瀬の山田先生は、昼休み、花の剪定をしていました.
医院竣工後、2度の改修と増築と、住宅の設計もさせていただきました.
「こないだ、古湯温泉で、赤い座布団の上で、チャンチャンコと頭巾を冠らされたよ.
もうしばらくしたら、息子も戻ってくるから、また、なんか新しいことするかな.今年CTも入れたしね.医院は自分にとってはまだ新品のつもりだけど、20年経つとずいぶん傷んできたね.また、つくり直すかいな.」
あいかわらず、パワフルな山田先生の眼はキラキラしていました.

神園のすみ先生は、大川家具でご自身コーディネートした院長室に案内してくれました.
「前もって言ってくれれば、きれいにしとくのに・・・しっかり、設計意図を壊さんように大事に使ってますよ.長持ちするデザインてあるね.照明と音響は少し手を入れたいんだけどね」
間仕切り壁がなく、置き家具で構成されたインテリアは、抜群のセンスでディスプレイされていました.すみ先生の自宅はその後、現場を担当した尾方孝弘さんが設計してくれたそうです.

東瀬振の塚本先生は、カウンセリングコーナーで患者さんに丁寧に説明していました.
「ウーーン、もう狭くなったよ.外部の塗装もやらんといかんし、増築もしたいし・・・
ちょっと待っとってね.相談するけん.どんぐりの家の写真はないとね、写真をおけば、みんなきてくれるよ.」

皆さん、こころよく「どんぐり」の案内を待合室に置いてくれました.

そして、設計時点とは違う視点で、年月を経た建物を見ることができました.
これからの設計に活かしていきたいと思います.

まだまだたくさん、ごあいさつに回らなければならないところがあります.
これからもどうぞよろしくお願いいたします.
by yoshiaki_works | 2009-10-15 14:52 | 建築 | Comments(0)


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