去年の秋に企画した「世界遺産候補を巡るポタリング」が
2連発の台風のおかげで残念ながら中止になった.
博多港から夜行フェリーで島に渡り,
教会群のいくつかを自転車で巡って、
入江の民宿に一泊する企画.
あたたかくなったら,リベンジしようと思っているので,
島に帰ったついでに想定コースを親父のプリウスで走ってみた.
島全体がリアス式の地形で平地はほとんどない.
自転車で走るコースには5カ所のトンネルがあり、
小さな峠越えが連続する.
しかし,何とかなりそうだ.
島々を眺めながらのアップダウン、
瀬戸を渡って島をつなぐ大きな白い橋、
点在する集落を見下ろす小さな教会、
入江の海岸沿いの民家の前の細い道、
廃屋の多い入江の奥にある「一隅の宿」、
どこからでもアジゴが釣れそうな浮き桟橋、
そして底まで透き通った水面の輝き、
運が良ければ遭遇するかもしれない鹿や狸や猪、
なかなか他では経験できない風景だ.
教会巡り以上に海辺のサイクリングの方が、
みんなもよろこんでくれそうな気がした.